愛犬にダニがついているのを見つけたら?対処法や予防法を解説

犬がダニに咬まれると、皮膚炎や貧血、重症熱性血小板減少症候群やライム症などの感染症を発症する恐れがあります。

ダニは公園や草むらにたくさん生息しているため、徹底した対策が必要です。愛犬の健康を守るためにも、ダニを寄生させないようにしましょう。

今回は、愛犬にダニがついているのを見つけた際の対処法や予防法を解説します。犬に寄生するダニの種類についてもお伝えしますので、参考にしてください。

目次

散歩道や公園にはたくさんのダニがいる

ダニは、散歩道や公園などの草むらにたくさん生息しています。ダニの繁殖時期は6~8月といわれていますが、季節問わず活動する種類もいるため、通年の対策が必要です。

犬に寄生するダニの種類について

犬に寄生しやすい主なダニの種類は、下記のとおりです。

<犬に寄生するダニの種類>

  • マダニ:大型のダニで体長3~10mmほど。吸血後は1~2cmにまで大きくなります。マダニに咬まれると、強いかゆみや痛み、場合によっては貧血を起こす可能性があります。
  • イヌセンコウヒゼンダニ:小型のダニで肉眼では確認できません。感染力が強いため、人やほかの動物にも移る恐れがあります。
  • イヌミミヒゼンダニ:小型のダニで耳の中に寄生します。強いかゆみを引き起こすほか、大量の黒い耳垢が出たり、頭をふる、耳が臭ったりするなどの症状が見られます。

室内ダニや室外ダニなど、ダニには数えきれないほどの種類がいるため、散歩やレジャー時に持ち込まないよう十分注意しましょう。

ダニを発見したときの対処法

もし愛犬の体や被毛にダニを発見したら、どのように対処すればよいのでしょうか。

<ダニを発見したときの対処法>

  • ダニをつぶさない・無理やり引き剥がさない
  • 獣医師に相談する

ダニを発見しても決して慌てず、冷静に対処してください。

ダニをつぶさない・無理やり引き剥がさない

ついおこなってしまいがちですが、ダニをつぶしたり、無理やり引き剥がしたりしないようにしましょう。無理やり引っ張ると皮膚にダニの口が残ってしまい、皮膚病が悪化する恐れがあります。病気に感染するリスクがあるため、つぶすのも避けてください。

獣医師に相談する

ダニを発見したら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。慌てたり騒いだりすると犬が慌てるため、冷静に対処することが重要です。

動物病院では、犬のタイプに合った駆除薬を処方してもらえます。チュアブルタイプやスプレータイプ、スポットタイプがあり、いずれも数日で駆除が可能です。使い方や注意点は、獣医師の判断や指示に従ってください。

ダニを寄生させないための予防法

ダニによる皮膚炎や貧血、重症熱性血小板減少症候群やライム症などの感染症リスクを減らすためには、寄生させないための予防が重要です。

<ダニを寄生させないための予防法>

  • 予防薬を使う
  • 定期的なブラッシングを欠かさない

愛犬にダニが寄生しないよう、上記の感染対策を徹底してください。

<h3>予防薬を使う</h3>

動物病院で処方された予防薬を使い、ダニの寄生や感染を予防します。予防薬にはスポットタイプとチュアブルタイプがあり、愛犬に合ったタイプを処方してもらってください。

スポットタイプは首元に滴下して使い、チュアブルタイプはおやつのように食べさせます。ただしチュアブルタイプは食物アレルギーのある犬に使えない場合もあるため、獣医師とよく相談してください。

定期的なブラッシングを欠かさない

散歩後は毎日ブラッシングをして、ダニがついていないかを目視で確認しましょう。散歩後に足を洗うだけでは、ダニ対策はできません。全身をくまなくブラッシングして、愛犬をダニから守りましょう。

毎日のブラッシング以外にも、ダニや汚れを落とすために月に1度のシャンプーをおこなってください。自宅での定期的なケアは、被毛を清潔に保つだけでなく、ケガや病気の早期発見にも役立つでしょう。

まとめ

愛犬にダニがついているのを見つけた際にできる対処法や予防法を解説しました。草むらや散歩道にはたくさんのダニが生息しているため、通年での対策が必要です。

ダニに咬まれると、皮膚炎や貧血、重症熱性血小板減少症候群やライム症などの感染症を発症する恐れがあるため、大切な愛犬を守るためにも感染対策を徹底しましょう。ダニから愛犬を守るためには、定期的なブラッシングやシャンプーが欠かせません。

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 [A1]参考にしています

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