トリミングは完璧に、綺麗に仕上げることが正義？
当店では、ワンちゃんやネコちゃんを「最後まで完璧に仕上げること」だけが正義だとは考えていません。
当店に来てくれる子たちの多くは、怖がりな性格です。そのため、その子の性格や体調を考慮し、無理をしてまで仕上げることは避けることがあります。
「プロなら完璧に仕上げるべき」という考えも理解できますし、飼い主様が「綺麗にしてほしい」と思う気持ちもよくわかります。実際、自分の愛犬が綺麗にしていると、「可愛い」「綺麗」と言われ、飼い主としての満足感も得られます。
しかし、その満足感は自己満足になっていないか？ ワンちゃんやネコちゃんが犠牲になっていないか？ という視点も大切だと考えています。
仕上げのバランスを考えることが大切
シャンプーやカットは、どうしても多少のストレスや負担がかかります。しかし、それを最小限に抑えつつ、バランスを取ることが重要です。
例えば、以下のようなケースがあります。
毛玉やもつれが多い子
「長く可愛く残したい」というご希望がある場合でも、無理に長く残すと、ワンちゃん・ネコちゃんにとって大きな負担となることがあります。その場合は、短くカットすることや、飼い主様に毎日のブラッシングをお願いすることもあります。ただし、正しいブラッシングができていなければ意味がないため、当店ではレクチャーも行っています。
高齢のワンちゃんネコちゃん
高齢になると頑固になり、それまでできていたことを嫌がるようになることがあります。その場合は、無理に「可愛く仕上げる」ことよりも、「快適に過ごせるスタイル」をご提案することを大切にしています。
そのコに合った最適な提案を
当店では、綺麗に仕上げることが絶対ではなく、その子にとって最善のケアを提供すること を大切にしています。
トリミングは、見た目を美しくすることだけでなく、ワンちゃん・ネコちゃんが快適に過ごせるようにするためのものでもあります。そのため、その子の性格や体調に寄り添い、最適な方法を提案することがプロの役割 だと考えています。
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