シュナウザーは、長い口ひげと眉毛が愛らしい小型犬です。
明るく賢いため、家族に迎え入れれば、飼い主の頼もしいパートナーになってくれるでしょう。
日本での注目度が高いシュナウザーですが、抜け毛がほとんどないためトリミングが必要な犬種です。
シュナウザーがもつ本来の美しさをキープするためにも、適切な頻度でトリミングをしましょう。
今回は、シュナウザーカットのアイディア集をご紹介していきます。
カットを嫌がる場合の対処法や頻度も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
シュナウザーのチャームポイントは長い口ひげと眉毛
シュナウザーは、長い口ひげと眉毛がチャームポイントの犬種です。
「シュナウザー」にはドイツ語で「ヒゲ」という意味があり、かつては農場犬として活躍していた過去があります。
シュナウザーの被毛はダブルコートと呼ばれる、アンダーコートとオーバーコートの2重になっているタイプです。
被毛が一重になっているシングルコートとは異なり、換毛期にはたくさん毛が抜け落ちるので、定期的なお手入れが欠かせません。抜けた毛を取り除かずそのままにしておくと蒸れやすくなり、皮膚病の原因になるため注意しましょう。
シュナウザーには3つのサイズがある
シュナウザーには、「ミニチュア」「スタンダード」「ジャイアント」の3つのサイズがあります。
<シュナウザーについて>
体高 | 体重 | |
ミニチュア・シュナウザー | 30〜35cm | 約4〜8kg |
スタンダード・シュナウザー | 45〜50cm | 14〜20kg |
ジャイアント・シュナウザー | 60〜70cm | 35kg〜 |
体の大きさによって3つのサイズにわかれており、それぞれが犬種として公認されています。
ミニチュア・シュナウザーとジャイアント・シュナウザーを比較してみると、体高はおよそ2倍、
そして体重は4倍以上も差があり、同じシュナウザーの種類でも大きな違いがあることがわかっていただけるでしょう。
よいトリマーにカットを依頼することがポイント
シュナウザーがもつ本来の美しさをキープするためには、よいトリマーにカットを依頼しましょう。
よいトリマーは犬種の毛質をよく理解しており、トリミングカットの経験も豊富です。
よいトリマーを見極める際には、「第一種動物取扱業の登録」と「動物取扱責任者の設置」 がおこなわれているのかをまずチェックしてください。いずれもトリミングサロンを開業するにあたり、法律で義務付けられています。あらかじめ公式サイトなどを確認し、認可を受けているのかをチェックしましょう。
また口コミサイトなどを確認し、実際の利用者の声を見てみることも大切です。
大切な愛犬のトリミングだからこそ、信頼できるトリマーを見つけてカットを依頼しましょう。
なりたいイメージに合わせて選ぶ!シュナウザーカットのアイディア集
ここからは、なりたいイメージに合わせて選ぶシュナウザーカットのアイディア集をご紹介していきます。
<シュナウザーカットのアイディア集>
かわいらしい印象にしたい
- ブレスカット
- たれ耳風カット
インパクトのある見た目にしたい
- おパンツカット
- アシンメトリーカット
かっこいい印象にしたい
- シュナカット
- ブーツカット
目指すイメージに合わせて、シュナウザーカットの種類を決めましょう。
かわいらしい印象にしたい
スタイリッシュな印象のシュナウザーには、かわいらしいイメージを目指すカットスタイルもたくさんあります。
女の子にもオススメのシュナウザーカットは「ブレスカット」「たれ耳風カット」です。
ブレスカット
ブレスカットとは、足元にブレスレットを付けているかのようなカットスタイルのことです。
シュナウザーがもつ柔らかい毛並みを利用して、ふわふわのブレスカットを楽しんでください。
歩くたびに足元の毛がふわりと揺れて、かわいらしいイメージになるでしょう。
たれ耳風カット
うさぎのたれ耳のようなカットスタイルは、シュナウザーの愛らしさをより強調してくれます。
口まわりにボリュームをもたせるよう、顔を台形にカットするとよりキュートなイメージに近づくでしょう。
まるでぬいぐるみのようなスタイルに、思わず抱きしめたくなるはずです。
インパクトのある見た目にしたい
「ほかのシュナウザーとは違うインパクトのある見た目にしたい!」という飼い主さんにオススメしたいカットスタイルは、「おパンツカット」「アシンメトリーカット」です。どのようなカットスタイルなのか、次項を見ていきましょう。
おパンツカット
まるでパンツを履いているかのようなおパンツカットは、毛量が多いシュナウザーにぴったりです。
ウエストからお尻にかけてボリュームを出すことで、愛らしいパンツスタイルができあがります。
パンツスタイルに加えて、足元にもボリュームをもたせてみましょう。
まるでブーツを履いているかのような仕上がりになり、よりインパクトが増すでしょう。
アシンメトリーカット
左右が非対称のアシンメトリーカットは、愛犬をおしゃれに仕上げたい飼い主さんにオススメです。前髪を片方だけ長くして、サイドに流しましょう。かわいらしいイメージのあるブレスカットと組み合わせることでゴージャス感が増すため、より注目度を集めるに違いありません。
かっこいい印象にしたい
スタイリッシュで凛としたイメージのあるシュナウザーを、よりかっこよく仕上げてみませんか?
「シュナカット」や「ブーツカット」なら、シュナウザーがもつかっこよさを最大限に引き出せるはずです。
シュナカット
シュナカットは、シュナウザーカットの定番スタイルです。長い口ひげと眉毛をきれいに整え、胴体はバリカンで刈り取ります。お腹の長い毛は残しておき、足元を太めにカットすることで基本形のシュナカットの完成です。ぜひ一度はシュナカットに挑戦してみてください。
ブーツカット
脚の付け根から末広がりになるよう被毛を整え、まるでブーツを履いているかのようなスタイルに仕上げます。
ふわふわの被毛をもつシュナウザーだからこそ似合うカットスタイルでしょう。
シュナウザーカットに関するQ&A
トリミングがはじめての飼い主さんに向けて、シュナウザーカットに関する疑問とその回答をご紹介してきます。
<シュナウザーカットに関する疑問>
- シュナウザーカットの頻度は?
- 子犬のシュナウザーカットはいつから?
- シュナウザーカットはセルフでもできる?
- シュナウザーカットを嫌がる場合はどうしたらよい?
はじめてトリミングサロンを利用する方や、シュナウザーカットについてわからない点のある方はぜひご覧ください。
シュナウザーカットの頻度は?
シュナウザーカットは月に1度の頻度でおこなうとよいでしょう。
シュナウザーの被毛はダブルコートと呼ばれる毛量が多い犬種のため、こまめなお手入れが必要です。
ただし、サマーカットなど短くカットした場合は2~3ヶ月間が空いても構わないでしょう。
毛が伸びすぎて毛玉ができていたり、毛がもつれてしまったりする前にカットしてください。
子犬のシュナウザーカットはいつから?
子犬のシュナウザーカットは4~5ヶ月頃からがベストでしょう。
しかしシュナウザーカットをはじめる年齢を重視するよりも、狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種を終えてからおこなってください。なぜならトリミングサロンによっては、カット前にワクチン接種の証明書を求められる場合があるためです。感染症予防のためにも、子犬のシュナウザーカットはワクチンを終えてからはじめましょう。
シュナウザーカットはセルフでもできる?
シュナウザーカットはセルフでもできますが、被毛の量が多いシュナウザーを美しいフォルムに仕上げるのは難しいものです。
犬種の毛質をよく理解しており、トリミングカットの経験が豊富なトリマーに任せるべきでしょう。
シュナウザーカットを嫌がる場合はどうしたらよい?
シュナウザーがカットを嫌がる場合は、経験が豊富なトリマーのいるサロンに変えてみてはいかがでしょうか?
シュナウザーがカットを嫌がる理由には、「今までのトリミングで嫌な思いをした」「カットに慣れていない」などがあります。スキルの高いトリマーなら、きっと何らかの解決策を見つけてくれるはずです。
まとめ
シュナウザーカットのアイディア集をピックアップしていきました。
シュナウザーがカットを嫌がる場合の対処法や頻度も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
シュナウザーは被毛が多く、定期的なトリミングが欠かせない犬種です。
シュナウザーらしい美しいフォルムを保つためにも、適切なお手入れをしてください。
習志野市、船橋市、千葉市を中心に活動するワンちゃんネコちゃん専用の出張トリミングサロン「出張トリミングResh」では、シュナウザーカットも行っています。
当店のトリミングカーにてシャンプー・カットなどをおこないますので、「ほかのワンちゃんネコちゃんがいると怖がってしまう」という子にもオススメです。その子が落ち着ける環境づくりと、喜ぶこと・苦手なことをよく観察しながら施術をおこないますので、安心してご依頼ください。
当店のご利用はこちらから↓
コメント