愛犬のブラッシングは、飼い主さんとのコミュニケーションに欠かせない大切な日課です。毛並みを整えるほか、皮膚トラブルの早期発見もできるなど、ブラッシングにはたくさんのメリットがあります。
なかには「犬がブラッシングを嫌がるので、毎日ケアができない」と悩んでいる方もいるかもしれません。ブラッシングを嫌がるのには理由があるため、愛犬の様子を見ながら対策を考えましょう。
このコラムでは、愛犬がブラッシング好きになるコツをご紹介していきます。ブラッシングの仕方や嫌がる理由、犬用ブラシの選び方や種類をお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
愛犬のブラッシングは大切な日課
愛犬のブラッシングは、飼い主さんとの触れあいだけでなく、健康管理にも欠かせない大切な日課です。
抜け毛やたまった汚れを取り除くことで皮膚の通気性をアップし、新陳代謝を向上させられるメリットがあります。さらに皮膚トラブルなどの異変にも気づきやすくなるため、不調の早期発見にもつながるでしょう。
ブラッシングの理想的な頻度
犬のブラッシングは、毎日おこなうことが理想です。時間を決めて1日1度 おこないましょう。ただし毎日完璧にブラッシングする必要はなく、軽くブラッシングする程度でも構いません。
どうしても毎日のブラッシングが難しいようであれば、毛の長い犬種なら週に3~4日、毛が短い犬種なら週に1~2日[A3] してあげることを目標にしましょう。
愛犬がブラッシングを嫌がる理由とは?
なかにはブラッシングをひどく嫌がる犬もいます。飼い主さんのなかには「もしかして嫌われてしまったの?」と心配する方もいますが、犬がブラッシングするのを嫌がるのには、理由があるのです。
<愛犬がブラッシングを嫌がる理由>
- 体に触れられたくない
- ブラッシングに慣れていない
- ブラッシングが痛い
- ブラシを怖がっている
上記の項目で、思い当たる理由はありますか?次項で詳しく解説していきます。
体に触れられたくない
ブラッシングを嫌がる犬のなかには、「体に触れられたくない」と感じている子もいます。人に体を触られることに慣れていない場合、ブラッシングも同様に嫌がる傾向にあるでしょう。
無理してブラッシングするのではなく、まずは触れあいの時間を増やしてはいかがでしょうか?優しく声をかけながら体をマッサージしたり、優しくなでたりして、体を触れられることに慣れてもらいましょう。首まわりや耳のつけ根は犬が触られて喜ぶ部位ですので、積極的に触れてあげてください。
ブラッシングに慣れていない
ブラッシングがはじめての場合など、ブラッシングが気持ちのよい時間だということをまだわかっていない可能性があります。犬が嫌がる素振りを見せたら、体の表面にブラシを当てるだけにするなど、少しずつ慣らしていってください。ブラッシング後にたくさん褒めたり、おやつをあげたりすることも効果的です。
ブラッシングが痛い
ブラッシングで嫌な思いをしたことがあると、ブラッシングに対して「痛い」「怖い」というイメージをもってしまい、トラウマになる犬もいます。一度トラウマになってしまうと、克服するまでに長い時間を要するでしょう。
飼い主さんは、気長に向き合うことが重要です。優しく声かけをしたり、ご褒美を用意したりして、犬がリラックスできる環境づくりをしてみましょう。
ブラシを怖がっている
見慣れないブラシ自体を怖がっている可能性もあります。ブラシにプラスのイメージをもってもらうためにも、おやつを使ってブラシとの距離を縮めてみましょう。
まずは犬におやつを見せて、ブラシから50cmほど離れた場所に置きます。次は40cm、30cmと徐々に距離を縮めていき、最後はブラシの上におやつを乗せましょう。ブラシを怖がって近寄れずにいた犬も、子の方法でならブラシへの抵抗感を減らせるはずです。
愛犬にとって心地よいブラッシングの仕方
愛犬に心地よい気持ちになってもらうための、ブラッシングの仕方をご紹介していきます。
<愛犬にとって心地よいブラッシングの仕方>
- 愛犬を落ち着かせる
- 毛玉をほぐす
- 優しくブラッシングする
- コームを使って毛並みを整える
ブラッシングを自己流の方法で済ませてしまっている方も、少なくありません。ブラッシングの手順について知っていただき、愛犬とのコミュニケーションの時間をよりよいものへと変えていきましょう。
①愛犬を落ち着かせる
まずは愛犬を落ち着かせて、リラックスさせましょう。優しく声かけをしてからテーブルの上や膝の上に誘導し、これからブラッシングをはじめることを伝えます。
②毛玉をほぐす
手やスリッカーブラシを使って、毛玉をほぐします。毛玉があるとブラッシングしにくくなるため、最初にほぐしておきましょう。
③優しくブラッシングする
犬用ブラシを使い、皮膚と平行になるようにして優しくブラッシングします。まずは犬が嫌がりにくい背中からはじめて、顔まわりは最後にブラッシングしましょう。
④コームを使って毛並みを整える
仕上げにコームを使って毛並みを整えたら、完了です。もしもつれがあった場合には、コームのままでは痛がるので、ブラシに持ち替えてブラッシングしてあげてください。
犬用ブラシの種類について
犬用ブラシにはさまざまな種類があり、それぞれ役割が異なっています。
<犬用ブラシの種類>
- スリッカーブラシ
- ラバーブラシ
- グローブ型ブラシ
- スクラッチャーブラシ
ペットショップなどで見かける機会の多い、上記の4種類について解説していきます。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシは、全犬種に使える犬用の定番ブラシです。細かい針が毛の根元付近にまで届くため、毛の絡まりや汚れを取り除きやすいでしょう。
ラバーブラシ
ラバーブラシはゴムでできており、シャンプー中にも使用できます。チワワや柴犬などの短毛種に適しているブラシです。
グローブ型ブラシ
グローブ型ブラシは、手にはめて使うタイプのブラシです。皮膚や刺激に弱い犬に適しており、優しくなでるようにして用います。
スクラッチャーブラシ
被毛がダブルコートになっている犬種にオススメなのが、スクラッチャーブラシです。アンダーコートの毛までアプローチできるため、換毛期にもぴったりでしょう。
犬用ブラシの選び方について
ここからは、どのポイントを重視して犬用ブラシを選ぶべきなのかを解説していきます。
<犬用ブラシの選び方>
- 小さすぎないものを選ぶ
- ワンタッチで毛を捨てられるタイプがオススメ
- 素材や硬さにこだわる
犬用ブラシにはさまざまな種類があり、販売しているメーカーによって仕様が異なります。はじめてブラシを購入する際には、上記のポイントを押さえた使い勝手のよいタイプを選びましょう。
小さすぎないものを選ぶ
小さすぎるブラシだと力が入りやすくなるため 、ブラシを持ったときに手から少しはみ出る大きさのアイテムがベストでしょう。とくにネット通販などで購入する場合は、どの程度のサイズなのかをよく確認してください。
ワンタッチで毛を捨てられるタイプがオススメ
ブラッシングは毎日おこなうもののため、ワンタッチで毛を捨てられるタイプが手軽でオススメです。ブラシに毛が残ったままでは衛生的によくないため、簡単に毛を取り除くことができるブラシが便利でしょう。
素材や硬さにこだわる
皮膚や刺激に弱い愛犬に使うのなら柔らかいタイプを、細かい毛も梳き取りたいのなら定番のスリッカーブラシを使うなど、素材や硬さにこだわりましょう。
愛犬がブラッシングで嫌な思いをすると、ブラッシングの時間を苦痛なものとして認識してしまいます。愛犬に合った犬用ブラシを選び、毎日の日課を楽しいものにしましょう。
まとめ
犬のブラッシングの仕方や嫌がる理由、犬用ブラシの選び方や種類について解説していきました。ブラッシングには、飼い主さんとの触れあいや健康管理などの大切な役割があります。ぜひこの記事を参考にしてブラシを選んでいただき、1日1回のブラッシングを習慣化させてください。
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